Delphiで算譜すると云ふこと(1999/01/08..01/09)

プログラミングは良いねぇ。プログラミングは俺のココロを弾ませる。ぼよよよよん

最近はDelphiでしか作ってない。Delphiは良い。Delphi以外では作る気がしない。
俺はこれでパスカルを覚え、KTBBSの改造も覚えた。最初はCに似てて違うところが、妙にとっつきにくく思ったモンだが……今の俺にC++を覚える理由はない。


人に言わせるとDelphiのVCLは駄目らしい。フォームの挙動を追うと、確かに何だか違和感を覚えるのは同感だ。Windowsのウインドウなのに、ちっともWindowsの挙動とそぐわないのだ。そりゃ、MFCにはMFCの、VBにはVBのガイドラインというものがあってそれぞれ違うんだけど……ねぇ。
WindowsのウインドウにVCLモデルを持ち込んで一悶着させているので、とても迂遠な処理をしているみたいなのだ。

ある人は言う、Delphiのアプリケーションは起動が遅いと。
俺的には最初からそうだったのでそれほどの違和感はないのだが
Delphi以前に使っていたVBも大概な代物だった(笑) 
それにVCLを使うと巨大になり過ぎるとも云う。Windowsの例外処理を全部取り込んでリンクするのは変だ、とかも言っている。


そういう事を気にするモンですかねぇ。その分、マシンをパワーアップさせれば良いじゃん。 ユーザーが何もしなくても大抵の事が出来る、ユーザーが拡張したい時に拡張できる。これがDelphiじゃないか。統合環境を捨ててまでライブラリを一新する必要が何処にあるというのだ。それならばVC++でも使っていれば良いじゃないか

彼は言う。「DelphiはDelphiで好きだから」。なんだかなぁ


最近の統合環境はしこたま遅くなった。割と寛大なオイラでさえ重いと感じるぐらい。ウチの環境はハイエンドとまでは言わないいが、決して非力でも脆弱でもない。乗用車クラスとしてはなかなかトルクが出てると思うのだ。……が、デルファイ4はかなり重たかった……


要するにコードナビゲーションの為にソースコードの変化を監視しているから遅いみたいだけど。

このナビゲーションてのが、これがまた大層便利なのである。VBなら当然の事なのだが、Delphiでは隣の関数に移動するショートカットキーすらなかったのだから、これによって移動が楽になったことは俺にとって大きい。

クラス定義の補完機能も一押しである。今まで一番面倒だった部分が半自動になった。少しお節介が過ぎる部分もあるのだが、もはや贅沢は言うまい。

これのお陰で俺はソース中の関数の並び型が変わった
昔は自分が移動しやすいように、用途ごとに近づけて宣言し宣言と同じ順で実装していたのだが、4にバージョンを上げてからは見事にアルファベット順である。目で追って探しながら、と言う手間がコードエクスプローラによって大幅に削減されたせいで、コードナビゲーションに都合が良い構造をした方が結果として自分に優しいのだ。
これがアルファベット順じゃないと、ファイルの最後尾に追加されるので、自分の好きな位置に切り張りしなくてはならない。最初はそうしていたのだが、面倒だから止めた。

しかし、普通の手続きとプロパティのアクセスメソッドが入り交じっている様は俺の美意識からは許されるものではない。宣言部の順番で挿入してくれんかね

それでも俺は、既にデルファイ3の統合環境などは死んでも使いたくない体に仕上がってしまった(笑)