SSI の使用方法

ウェブサーバでは、HTMLファイルの中で SSI( Server Side Include ) を実行することができます。

■ ファイルの拡張子名

    SSIを使用する場合、HTMLファイルの拡張子は .shtml にします。

■ SSI の機能概要

    (1) SSI の基本形

    <!--#コマンド 引数 -->

    例えば、 <!--#echo var="LAST_MODIFIED"-->のようになります。

    (2) #echo コマンド

    #echoコマンドは、情報を表示するために使用します。引数には、vat="変数名"の形で指定します。指定できる変数名には次のようなものがあります。
    DATE_GMT        世界標準時による現在日時
    DATE_LOCAL     (日本の場合)日本標準時による現在日時
    DOCUMENT_NAME   このHTMLファイルのファイル名
    DOCUMENT_URI    このHTMLファイルのURL
    LAST_MODIFIED   このHTMLファイルの最終更新日時
    

    (3) #flastmod コマンド

    #flastmodコマンドは、指定したファイルの最終更新日時を表示します。例えば、次のようになります。

    <!--#flastmod file="index2.shtml"-->

    (4) #fsize コマンド

    #fsizeコマンドは、指定したファイルのサイズを表示します。例えば、次のようになります。

    <!--#fsize file="picture.gif"-->

    (5) #include コマンド

    #includeコマンドは、他のファイルの内容をそのまま取り込んで表示します。例えば、次のようになります。

    <!--#include file="add.html"-->

    (6) #exec コマンド

    #execコマンドは、CGIプログラムやCGI以外のスクリプトを実行することができます。#exec コマンドは cmd と cgi の2種類の引数があります。cgi 引数は、次のような CGIプログラム(ファイル名: test1.pl)を実行する際に使用します。

    "test1.pl"ファイル
    #!/usr/local/bin/perl
    print "Content-type: text/html\n";
    print "\n";
    print "CGI-Program";

    <!--#exec cgi="test1.pl"-->

    つまり、1行目に"Content-type: text/html"、2行目に空行を出力する場合は、cgi引数を使用することになります。"Content-type: text/html"を出力しない、一般的なプログラムは、cmd 引数を使用します。例えば、次のようになります。

    "test2.pl"ファイル
    #!/usr/local/bin/perl
    print "CGI-Program";

    <!--#exec cmd="test2.pl"-->